シニア向け分譲マンションのメリット・デメリットは?費用相場や購入のポイントも解説
目次
「シニア向け分譲マンションとはどのようなものか?」
「メリットやデメリット、購入のポイントは?」
シニア向け分譲マンションに興味があるものの、上記のような疑問をお持ちではないでしょうか。住まいに資産性を求め、快適でアクティブな老後を送りたい方におすすめです。
当記事をご覧になることで、シニア向け分譲マンション購入の検討要素について理解できるでしょう。
シニア向け分譲マンションの購入を考えている方は、ぜひご参考にしてください。
- この記事のポイント
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- 温泉やレストラン付き!月額5〜30万円で家事から解放され、ホテル暮らしのような毎日を送れます
- 60歳から入居OK!老人ホームのような門限や制限もなく、旅行や趣味を自由に楽しめる生活が続けられます
- 購入費は数千万円〜数億円と高額ですが、掛け捨てではなく将来売却できる資産として残せます
シニア向け分譲マンションとは
シニア向け分譲マンションについて以下を解説します。
・シニア向け分譲マンションのさまざまな設備
・シニア向け分譲マンションで受けられるサービス
・シニア向け分譲マンションの費用相場
・入居条件・何歳から入居できるのか
シニア向け分譲マンションのさまざまな設備
建物は、バリアフリー設計であるため高齢者でも安全に生活できます。
食事は、塩分やカロリー計算など健康に配慮したメニューが用意されたレストランが併設されていることが多いです。そのため、気分によって自炊とレストランを使い分けられます。
シニア向け分譲マンションはビリヤードやカラオケ、麻雀などの趣味を楽しむスペースがあることも特徴です。さらに、温泉大浴場やラウンジなどのリラックス施設があるマンションが多く、充実したくらしができることでしょう。
シニア向け分譲マンションで受けられるサービス
代表的なサービスとしては、常駐しているコンシェルジュによりさまざまなくらしのサポートが受けられることです。
緊急時の対応や安否確認だけでなく、近隣施設の紹介やサークル活動のサポート、イベントなどの開催や日常生活の困りごとまで幅広く対応してくれます。また、看護師が常勤しているマンションでは健康相談や病院の紹介が受けられるなど医療面でも安心です。
さらに、介護施設の併設や外部サービスとの連携により介護について気軽に相談できます。将来的に介護が必要になった場合でもすぐに対応可能であるため、生涯安心して暮らせることでしょう。
入居条件・何歳から入居できるのか
年齢は60歳くらいから入居可能な場合が多いです。ただし、物件によっては50代から入居可能なマンションもあります。
基本的には、自立した生活ができる方の入居が対象です。しかし、介護が必要になった場合には外部サービスとの連携により対応できます。
要介護認定手続きや、その後の介護サービスなどをサポートしてもらえるため安心です。そのため、介護が必要になったら退去が必要になるわけではありません。
シニア向け分譲マンションの費用相場
シニア向け分譲マンションにかかる費用は、大きく「購入時に一度支払う初期費用」と「毎月継続的に発生する月額費用」の2種類に分けられます。それぞれの相場感と内訳を事前に把握しておくことで、無理のない資金計画が立てやすくなります。
購入時にかかる初期費用の内訳
初期費用の相場は数千万円〜数億円と幅広く、立地・部屋の広さ・共用設備の充実度によって大きく異なります。主な費用項目は以下の通りです。
- 初期費用の主な内訳
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- 物件購入費:初期費用の大部分を占める、マンション本体の価格です。土地・建物の条件のほか、階数や向きによっても変わります。
- 修繕積立基金:購入時に一括で支払う、将来の大規模修繕に備えた積立金です。数十万円〜100万円程度が目安です。
- 諸費用(登記費用・税金など):所有権の登記にかかる登記費用、不動産取得税、売買契約書に必要な印紙税などが含まれます。中古物件の場合は仲介手数料が加わることもあります。物件価格の5〜10%程度を見込んでおくと安心です。
入居後にかかる月額費用の内訳
月々の費用は5万円〜30万円程度が目安です。物件のグレードやサービス内容によって幅があります。主な費用項目は以下の通りです。
- 月額費用の主な内訳
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- 管理費:共用部の清掃・設備メンテナンス・コンシェルジュ人件費など、マンション全体の運営に使われる費用です。
- 修繕積立金:購入時の修繕積立基金とは別に、毎月コツコツ積み立てていく費用です。将来の修繕工事に備え、建物の資産価値を維持するために重要です。
- 生活支援サービス費:安否確認・緊急時対応・健康相談・各種イベント運営など、シニア向けのサポートサービスにかかる費用です。物件ごとにサービス内容が異なるため、内訳をよく確認しましょう。
- 食費・水道光熱費など:レストランを利用した場合の食費や、各住戸の電気・ガス・水道料金は自己負担となります。自炊中心にするかレストランを活用するかで、月々の費用は変わってきます。
なお、介護や医療などの外部サービスを利用した場合は、上記とは別に費用が発生します。将来の介護ニーズも見越して、余裕を持った資金計画を立てておくことが大切です。
住宅ローンは利用できるのか
シニア向け分譲マンションは所有権方式であるため、一般の分譲マンションと同様に住宅ローンを利用できる場合があります。
ただし、多くの金融機関では完済時の年齢に上限を設けているため、借入れできる金額や期間が限られるケースもあります。自己資金での購入が中心になりやすいものの、退職金の活用や自宅売却資金との組み合わせによって、資金計画の幅を広げることが可能です。
また、自宅を担保に資金を借り入れる「リバースモーゲージ」を選択肢に入れる方もいます。いずれの方法も、購入前にファイナンシャルプランナーや販売会社の担当者に相談しながら、無理のない計画を立てることをおすすめします。
費用に関する注意点
費用を検討する際には、以下の点に注意が必要です。
- 費用に関する主な注意点
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- 月額費用は値上がりする可能性がある:管理費や修繕積立金は、建物の経年劣化や物価の変動により、将来的に増額されることがあります。現時点の金額だけでなく、長期的な支払い能力も考慮しておきましょう。
- 介護サービスは別途費用が発生する:月額費用に介護サービス費は含まれていないのが一般的です。将来的に訪問介護やデイサービスを利用する場合、介護保険の自己負担分が別途かかります。
- 表示価格以外の諸費用を見落とさない:物件の広告に掲載されている価格はあくまで本体価格です。登記費用や税金などの諸費用が加わるため、実際の支出は表示価格より多くなります。総額で比較する習慣をつけましょう。
シニア向け分譲マンションに住むメリット
シニア向け分譲マンションに住むメリットを以下に解説します。
- シニア向け分譲マンションに住むメリット
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- サービスや設備が充実
- 自由度の高い生活が送れる
- 資産になる
- リフォームやリノベーションが可能
サービスや設備が充実
シニア向け分譲マンションは、バリアフリー設計です。また、カラオケやビリヤード、温泉など、老後を楽しく過ごせる設備が充実しています。
併設されたレストランでは、健康面に配慮された食事が用意されるため好きなものを食べられます。さらに、コンシェルジュが常駐しているため、安否確認や緊急時の対応が可能です。
上記のように、高齢者が安心して充実した生活が送れるようさまざまな配慮がされています。
自由度の高い生活が送れる
シニア向け分譲マンションは、自由度の高い生活が送れます。たとえば老人ホームなどの介護施設では、1日のスケジュールが決まっていることが多いです。
面会時間も決まっているため、施設外の人と会う時間も限られます。このように介護施設では生活の自由が制限される傾向にあります。
シニア向け分譲マンションは、住宅であるため旅行などに出かけることも自由です。また、家族や友人などが訪れた際に泊めることができます。
資産になる
シニア向け分譲マンションには、資産性があることも大きなメリットです。入居一時金方式である老人ホームとは違い、シニア向け分譲マンションは所有権方式となります。
そのため、マンションには資産性があり、相続や売却、賃貸ができます。毎月の生活費や管理費はあるものの、賃貸マンションのように家賃を払い続けるストレスはありません。
リフォームやリノベーションが可能
シニア向け分譲マンションでは、マンション規定内でのリフォームやリノベーションが可能なメリットがあります。
リフォームとは、古くなった部屋を新しい状態に戻すことです。リノベーションは、これまでの内装に新しい価値や機能を加え作り替えます。
たとえば、キッチンを自分の使い勝手がいいようにしたり、自分好みの部屋に新しく作り替えたりすることです。この点においても所有権の無い賃貸マンションや老人ホームとは自由度が大きく違うといえます。
シニア向け分譲マンションのデメリット
シニア向け分譲マンションのデメリットを以下に解説します。
- シニア向け分譲マンションに住むデメリット
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- 比較的費用がかかる
- 物件が少ない
- 認知症や要介護になると住み続けることが難しい場合がある
- 売却に時間がかかる場合がある
- 医療ケアの対応には限りがある
比較的費用がかかる
シニア向け分譲マンションは、バリアフリー設計であることやさまざまな施設があるため一般のマンションより高額な傾向です。
初期費用で比較しても、費用がかかる印象があるかもしれません。しかし、シニア向け分譲マンションは所有権方式であるため購入すれば資産となります。
また、費用に見合った充実の施設の利用やサービスが受けられるため、十分な検討価値があるといえるでしょう。
物件が少ない
現状としては、まだまだ物件数そのものが少ないことがデメリットです。自分が住みたい地域に、よい物件が無い場合もあります。そのため、自分が住みたいマンションを見つけた場合、住み慣れた地域から引っ越しが必要なケースも考えられます。
しかし、好立地な物件を選ぶことで、多くは引っ越した結果生活が便利になることでしょう。また、マンション内でのさまざまなコミュニティから新しい人間関係が築けます。
そのため、購入の機会に合わせて引越しを検討するのも一案です。
認知症や要介護になると住み続けることが難しい場合がある
一部のマンションでは、認知症や要介護になると住み続けることが難しいケースがあります。
ただし、上記のように近年では外部サービスとの連携により介護や医療の対応が可能です。
そのため、どのマンションを購入するかが重要となります。希望のマンションが、どの程度まで介護や医療に対応しているのか購入前に必ず確認しましょう。
売却に時間がかかる場合がある
シニア向け分譲マンションは所有権方式であるため資産として売却できる点がメリットです。しかし、購入できる対象者が概ね60歳以上に限定されるため、一般の分譲マンションと比べて買い手が見つかりにくいという側面もあります。
中古市場もまだ十分に確立されていないため、希望通りの価格や時期に売却できないケースも考えられます。介護施設への住み替えが必要になった際に売却が長引くと、二重に費用が発生する可能性もあります。
購入前に、売却・賃貸に出す際のサポート体制が整っているかどうかも確認しておくとよいでしょう。
医療ケアの対応には限りがある
「シニア向け」という名称から手厚い医療サポートをイメージする方も多いですが、シニア向け分譲マンションはあくまでも自立した生活を送れる方を対象とした住宅です。
看護師が常勤している物件もありますが、その業務は健康相談や安否確認が中心であり、常時医療処置に対応できるわけではありません。常時介護や医療的ケアが必要な状態になった場合は、外部の訪問看護サービスと別途契約するか、対応可能な施設への住み替えが必要になることがあります。
将来の健康状態の変化を見越して、外部医療機関との連携体制や、どの程度まで対応してもらえるのかを購入前に必ず確認しておくことが大切です。
賃貸と分譲の違い
賃貸と分譲の大きな違いは、所有権の有無です。所有権があることで資産となるため、子どもへの相続や、他人への売却、貸与ができます。
また、分譲ではマンションの規定内でリフォームやリノベーションが可能です。
賃貸と分譲の費用内訳の例は以下の通りです。
| 分譲マンション | 賃貸マンション | |
| 初期費用 | ・購入費用(ローンの場合頭金) ・登録費用 ・不動産取得税 |
・敷金・礼金 ・仲介手数料 |
| 入居後の費用 | ・固定資産税 ・管理費(生活支援サービス等) ・修繕積立費 ・購入費用(ローンの場合) |
・家賃 ・共益費 ・更新料 |
シニア向け分譲マンション購入のポイント
シニア向け分譲マンション購入時のポイントは以下の通りです。
- シニア向け分譲マンション購入時のポイント
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- 介護が必要となった場合、介護が受けられるのか。
- 立地はよいか
- 資産としてどう活用していくか考えておく
- 施設や設備・サービスの充実度
将来的に介護が必要になることがあります。その際、必要な介護が受けられるのか、終身利用できるのかなどを確認しておくことが大切です。
立地に関しては、利便性はもちろん大切ですが家族との距離も考慮しましょう。
購入したマンションは資産となるため、いずれ相続や売却することになります。売却する場合はそのサポートが受けられるかも重要です。
サービス付き高齢者向け住宅との違い
サービス付き高齢者向け住宅と似ているように思われがちですが違いがあります。サービス付き高齢者向け住宅には、安否確認や生活相談サービスが義務付けられています。
シニア向け分譲マンションでは安否確認や生活相談サービスは、義務付けられていません。この点が、サービス付き高齢者向け住宅とシニア向け分譲マンションとの違いです。
しかし、シニア向け分譲マンションにはコンシェルジュが常駐しています。そのため、実際にはサービス付き高齢者向け住宅よりさまざまな手厚いサービスを受けられることでしょう。
また、サービス付き高齢者向け住宅は基本的に賃貸です。そのため、所有権の有無に違いがあります。
まとめ
シニア向け分譲マンションは、自立した高齢者が自由に充実した生活ができる住宅です。レストランや温泉などの施設が充実しており、また資産価値があるため相続や賃貸、売却ができます。
ただし、まだまだ物件自体が少ないため、よい物件が見つかった場合には購入を前向きに検討したいものです。当サイトでは、魅力的な物件を紹介しているのでぜひご参考にしてください。